500mメッシュ水深データをGISで利用する方法

500mメッシュ水深データhttp://www.jodc.go.jp/index_j.htmlGISで使えるように変換する方法です。

↑できあがり

0.インストール

gdalとgawkgmtをインストールしてください。(gdalとgawkはOSGeo4Wで。gmtのインストールはこちらを参考にしました。http://www19.atwiki.jp/suisan/)

1.データを取ってくる。

http://jdoss1.jodc.go.jp/cgi-bin/1997/depth500_file.jp
ここからデータを取ってきます。depth500.txtというファイル名に変更しておきます。

2.grdファイルに変換

以下のスクリプトをdepth500.awkというファイル名で保存します。

{
	printf("%s %s -%s\n",$3,$2,$4);
}

以下のgawkのコマンドを実行して、grdファイルに変換します。

gawk -f depth500.awk depth500.txt | surface -I15c -Gdepth500.grd -R140/142/36/38

3.geotiffや等高線を作成

geotiffにしてみます。

gdal_translate depth500.grd depth500.tif

10m間隔の等高線にしてみます。

gdal_contour -i 10 -a elev depth500.grd contour.shp

4.QGISに重ねる

ここを参考にQGIS電子国土の地図を表示させてみます。
http://d.hatena.ne.jp/vec2ras/20120731/1343661021
OSGeo4WのQGIS 1.8.0にOpenlayers Pluginを入れるには、プラグインPythonプラグインを呼び出す→リポジトリで以下のアドレスを追加すると一覧に出てきました。
http://build.sourcepole.ch/qgis/plugins.xml

あとは、先ほど作ったcontour.shpを重ねて、できあがり!

感想

水深データのことよりも、QGIS電子国土の表示が出来て嬉しいです。

ボツ

vrtファイルを作って、gdal_gridで変換しようとしたのですが、どうもgdal_gridでの補間がうまくいかないので、
あきらめました。

gdal_grid -a nearest -outsize 300 300 -l depth500 depth500.vrt depth500.tif