OpenDroneMapの使い方

ドローンで撮影した画像を合成して地図化するソフト「OpenDroneMap」をWindowsにインストールして実行する方法を紹介します。

https://github.com/OpenDroneMap/OpenDroneMap


作成されたobjファイルをmeshlabで表示したところ

1. docker-toolboxのインストール

ここからdocker-toolboxをダウンロードして、インストールします。
https://www.docker.com/products/docker-toolbox

virtualboxをインストールしていない場合は、途中で、「virtualboxをインストールする」かどうかの
チェックボックスが出るので、チェックを入れておきます。

2. Docker用のターミナル起動

Docker Quick Start Terminalを実行するとDocker用のターミナルが起動します。
なお、初回は、defaultというDocker用の仮想マシンが作成されます。

3. OpenDronMapのDockerイメージの入手

ターミナルで、以下のコマンドを打って、OpenDroneMapのイメージを入手します。

docker pull droneseed/opendronemap:latest

4.テスト画像の用意

ここからDownload ZIPを押してテスト画像を入手します。
https://github.com/tmizu23/odm_data_natori

解凍したフォルダは「odm_data_natori」と名前を変えてデスクトップに置いておきます。

5.OpenDroneMapの実行

ターミナルで以下のコマンドを打って、テスト画像の場所を指定します。
hogehogeは自分のユーザー名に置き換えてください。

export IMAGES=/c/Users/hogehoge/Desktop/odm_data_natori

以下のコマンドで、プログラムを実行します。

docker run -v $IMAGES:/images droneseed/opendronemap:latest

6.結果の確認

odm_data_natori\reconstruction-with-image-size-2400-resultsフォルダの中にジオレファレンス済みの画像「odm_orthphoto.tif」が出来上がっていると思うので、それをQGISで開いて表示されればOKです。

同じく、作成された点群ファイル「pointcloud_georef.laz」は以下のサイトにドラッグアンドドロップで確認できます。
http://plas.io

7.DSMの作成

起伏データが欲しい場合は、別途、lastoolsをダウンロードして、コマンドプロンプトで以下のコマンドを打ちます。
http://lastools.org/download/lastools.zip

LAStools\bin\las2las -i pointcloud_georef.laz -o pointcloud.las
LAStools\bin\las2dem -i pointcloud.las -o dsm.tif

dsm.tifをQGISで開いて確認できればOK

感想

Dockerって何?とかOpenDroneMapの細かい設定については、よく分かってません。
とりあえず、やってみただけなので、詳しいことはこれから勉強します。