地理院地図に地図タイルを追加して公開する方法

地理院地図のソースコードgithubで公開されました。
https://github.com/gsi-cyberjapan/gsimaps

これを利用して自分の地図タイルを公開する方法を紹介します。

1. githubのアカウントを取得する

この作業の詳細は、ググってください。
https://github.com/

2. github for windowsをインストールする

この作業の詳細は、ググってください。他のソフトでも良いです。
https://windows.github.com/

3. gsimapsをクローンする

gitシェルで以下のコマンドを打ってgsimapsのソースコードを取得します。

git clone https://github.com/gsi-cyberjapan/gsimaps.git

4. カスタマイズ

クローンしたファイルをカスタマイズします。

レイヤを追加したい場合

1. layers_txtフォルダ内にあらたなlayers5.txtを作成します。
2. layers5.txtの中身を、layers1.txtや以下URLを参考に作成します。 https://github.com/gsi-cyberjapan/layers-dot-txt-spec

3. jsフォルダのgsimaps.jsの CONFIG.layers = [] の部分にlauers5.txtを追加します。

5. リポジトリを作成する

https://github.com/ の自分のアカウントで公開用のリポジトリを作成します。
ここでは tmizu23_gsimaps としました。

6. ファイルの公開先を変更する

gsimapsからクローンしたファイルの公開先を、先ほど自分で作成したリポジトリに変更します。
gitシェルでクローンしたファイルの中に移動して、git remote set-urlのコマンドを打ちます。(ユーザー名とリポジトリ名は自分のものに変更してください)

cd gsimaps
git remote set-url origin https://github.com/tmizu23/tmizu23_gsimaps.git

7. ファイル変更をコミットしてgithubリポジトリにプッシュする

gitシェルで以下のコマンドを打って、カスタマイズしたファイルの変更をコミットして、それをリポジトリに転送します。

git add *
git commit -m "add my layers"
git push

8. 公開URLを確認

githubリポジトリを開くと右側にSettingsのボタンがあるので、押すと↓のような感じのURLがのっています。ここが公開先になります。

エコリス地図タイルの植生図を地理院地図に追加した表示例

9. gsimapsのレポジトリと同期する(追加しました 2015.1.24)

大元のソースコードは日々、修正更新されているので、クローンしてきた自分のソースコードも時々同期させます。

gsimapsのレポジトリをupstreamという名前で登録して、git pullのコマンドで同期させます。

cd gsimpas
git remote add upstream https://github.com/gsi-cyberjapan/gsimaps.git
git pull upstream gh-pages

README.mdなどを自分のレポジトリ用として作りなおしている場合は、pullする際にコンフリクトが発生するので、git checkoutのコマンドで自分のREADME.mdに戻してからコミットします。

git checkout --ours README.md
git add README.md
git commit -m "sync my repo with the upstream repo"

同期が完了したら、自分のgithubリポジトリにファイルをプッシュします。

git push

その他

  • gsimapsのソースコードに貢献したい場合は、クローンではなく、フォークすると良いかもしれません。※フォークした場合は、一旦ローカルに pullしてから、githubにpushしないと公開ページが表示されないようです。